自作パソコンへの挑戦
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5.LINUXへ挑戦
BIOSの設定
LINUXに挑戦するに当たり、RAID構成でWindowsXPがインストールされている2台のHDDは、電源コネクタを外し、完全にシステムより分離した。3台目のHDDへLINUXをインストールすることにした。LINUX用のRAIDドライバーがないため、BIOSを変更し、NONRAID状態にした。設定は、BIOSのSATA
Device Configuration の設定を、Enhanced,、RAIDより、Compatible、 PATA Pri
SATA Secへ変更した。設定をいろいろ変えながら最終的にこの設定で、LINUXがHDDを認識できることを知った。
LINUXにインストール
最初、LINUXをインストールし、WindowsXPをインストールしようとしたが、LINUXを認識せず、デュアルブートができそうにないので、WindowsXPをインストール後、LINUXをインストールした。LINUXは近所の本屋で本に添付しているFedora Core1を使用した。その後、インターネットで、Fedora
Coreは、現在Core3がテストリリースされようとしていることを知り、本屋へ再度行くと、Core2が添付されてている本が有ったため、Core2を再度インストールした。PCが最新のためかCore1も2ともLANカードとAudioカードが認識されなかった。LANについては、互換のドライバーがあるかと思い、いろりろ試したり、ドライバーソフトをインストールするため本も購入したが、Windowsに比べドライバーのインストールがややこしいことを知った。最終的にはFedora Core2が認識できるLANカードをメモし、パソコンショップで、そのカードを探した。幸い、中古で3Comの3C905B−TXのカードが1、200円程度で売られていたので、それを購入し、PCに組み込むと、きっちり認識し、即インターネットが使えるようになった。
Audioに関しては、どんなカードを入手したら、認識できるかの情報がつかめないためと、かならずしも必要ないので、これ以上の挑戦をあきらめた。
基本的なアプリの動作確認
LANが動き出すと、E−メールも特別に苦労することなく、利用できるようになった。また、Windowsのオフィースと、データ互換性のあるOpenofficeもそれなりに動き、FD経由でWindowsのPCとデータ授受ができることを確認した。
印刷に関しては、いろいろと苦労したが、WindowsのPCに接続されているプリンターへの印刷ができるようになった。プリンターはCanon BJS500を使用しているが、Fedoraのドライバーにそれがなく、とりあえず、BJC−600の設定にしておいたが、プリントバッファーには入るが印刷されない現象になった。プリントタイプ//ohara-home/canonbjs,、ユーザーAdoministrator、サーバーホスト名192.168.11.4、この他、adominiのパスワード、WORKGROUPを設定することで動くようになった。最後に変えたのはサーバーホスト命をIPアドレスで指定したので、これが有効に働いたものと理解している。
更に、使い勝手を良くするために、WindowsとLINUXとの共有パーティションの作成を行った。既に、Windows側に空パーティションがあったので、LINUXより、それをアクセスできるようにした。LINUX上はCD−ROM、FDと同様に、この共有パーティションがDOSフォルダーとして表示される。また、Windowsの別PCよりLINUXのフォルダーをアクセスできるようにした。これは、LINUX上にSambaをインストールし、このソフトを経由して、LINUXの特定フォルダーをアクセスできるようにした。実際の作業は、共有フォルダーの作成、VIエディターでsmb.confの書き換え、Sambaサービスの起動、そして、自動起動させるためにサーバー設定内のSmbをオンにした。
これで基本的な部分は動き出しため、ある程度使用に耐えられそうである。ある一点を除けば、やはりWindowsが慣れているせいか、使い勝手が良い。特に、ハードを購入すればWindows用のドライバーが付属されており、ドライバーのインストールも非常に簡単であることが嬉しい。但し、一点を除きと言ったのは、WindowsXPのライセンスの承認がややこしく、非常に不愉快である。ハード構成を変えOSをインストールするたびに、電話でMicrosoftからのライセンスの承認を得ないといけないこと、どうも私には気に入らない。システムバックアップのために、別HDDにOSをインストールしておくことさえ許されない、ようである。
OSの切替
LINUXのテストはNON RAIDのHDDにWindowsXPとLINUXをデュアルブートできるようにしていたが、本格使用のためには、RAIDは必須である。そこで、WindowsXPはRAID構成のHDDに入れ、LINUXは、RAIDドライバーがないので、NONRAIDの別HDDで動かすことにした。この2つのHDD、或いはOSをどのように切り替えるか悩んだ結果、それぞれのHDDの電源を切り替えることで、起動OSを切り替えるようにした。
スイッチで、使用するHDDに切替
即ち、WindowsXPを使う時は、RAID構成のHDDの電源が入り、LINUX用のHDDの電源が切れるようにしておく。但し、切替はHDDだけの切替では不十分で、BIOSの設定変更が必要となる。例えば、WindowsXPを使いたい時は、スイッチをRAID側に切替、PC電源をオンし、BIOS設定画面を表示させ、BIOSをRAIDに変えてから、OSを立ち上げるようにする。
2004/10/24
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