自作パソコンへの挑戦 

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3. 動作テスト


 パソコンは快適に動いた。RAID0にOSを入れたせいかな! 本などによると、ハードディスクのアクセスが約1.4倍早くなる。アプリをインストールし本格的に使用するまでにHDDが壊れた時の回復が本当にできるかどうかのテストを始めた。RAID0+1の時は、RAID0のOSなどは別途バックアップを取っておくつもりであったが、市販ドライブコピーツールはRAID対応されていないことが分かった。従って、HDDが壊れた時は、OS、アプリの再インストールが必要になり、現実問題として使えないと判断し、RAID0をあきらめ、ハードディスクすべてをRAID1にすることにした。(RAID0+1をやりたかったのに、本当に残念!)

 RAID1の構成で、再度、OSをインストールし、1つのHDDの電源抜いて、PCを立ち上げると、RAIDがregradeされた旨のメッセエージがBIOSレベル(CTRL+I)、OSレベルで表示されるが使用には問題ないことを確認した。回復方法のマニュアルがないので、2回ほど回復に失敗し、そのたびにRAIDの設定とOSをインストールした。やっとインターネットよりインテルチップセットのマニュアルに、回復手順を書いているところを見つけ、英文をじっくり読んだ。手順は非常に省略された説明のため、想像も加え慎重に回復処理を試みた。


  
        (CTRL+I によるRAID設定画面)             (WINDOWS−XP上で動くRAIDユーティリティ)
 
結果的に下記の手順を確認した。

【RAID回復手順】
 
ケース1) HDDの電源ケーブルはずれなど
 ・WINDOWS-XPは立ち上がり、画面右下のアイコムにRegradeされているHDDのマークを表示
 ・電源をオフし、HDDのケーブルを再接続し、電源オンする。
 ・WINDOWSをリブートしたかに見えて、5分間画面が真っ黒になる。
 ・WINDOWSのログオン画面になり、ログオン後、画面右下の小さなHDDアイコムがリビルド中の表示になる。
  (HDDのマークが赤になったり青になったりする。)
 ・約60分間この状態が続き、RAIDが回復する。
  (Rebuild中も、パソコンは使用できるようでが、回復を早めるため使用しなかった)

 ケース2) HDDの完全故障
 ・WINDOWS-XPは立ち上がり、画面右下のアイコムにRegradeされているHDDのマークを表示
 ・電源をオフし、別のHDDを接続し、電源オンする。
 ・WINDOWS-XPが立ち上がり、画面右下のアイコムにRegradeされているHDDのマークを表示
 ・Storage utilityをそのアイコム押して起動
 ・ツリー上の新しいHDDを右クリック(但し、5分程は無反応であった)
 ・右クリックするとNONRAIDにするかのメッセージがでたので、とりあえずクリック。
  (ツリー上では既にNONRAID状態であったが)
 ・そして再度右クリックすると、やっと”Rebuild to this disk"がでたので、クリック
 ・ウイザードが出てそれに従いコピーされるHDDを指定
 ・以降は上記と同様に約1時間ビルド中になる。

  注)回復手順のなかで、BIOSレベルのRAID設定(CNTL+I)は一切触らない。

(失敗の例1)
 CNTL+Iの中で、HDDをNONRAIDに変え、BIOSを出て、WINDOWS-XPを立ち上げる。ストレッジユーティリティを起動し、マニュアルに従い、NONRAIDよりRAIDを構成する。(約1時間半必要)RAIDは完全に回復したかに見えたが、WINDOWS-XPが立ち上がらない。(ブートしない)

(失敗の例2)
 同上の手順と同じであるが、CNTL+Iの中ではNONRAIDにしても、RAIDユーティリティーで、RAID回復(Create RAID volume from exixting....)させようとするとNONRAIDHDDがないと表示され、回復処理へ進められない。





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